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あるシングルマザーの恋愛事情(後編)

母は私が高校生になるまでは、誰かとお付き合いするのは怖かったと言っていた。

前編に登場したU君のお父さんの場合は、お付き合いすると不倫関係になってしまうから断ったと言っていたけど、母は誰とも恋愛できない理由が他にもあったとのこと。

それは「娘」と言う私の存在だったそうだ。

私の父が性的異常者だったと言うのもあり(関連記事)、母は男性不信に陥っていて、誰かと再婚すると娘に手を出されるかもしれないと思い、自分の中で「娘が大きくなるまでは恋愛は絶対にしない」と決めていたそうだ。

確かにそのおかげで私は傷つかずに済んだのかもしれないけど、でも世の中の全ての男性をそんな目で見てしまう母が何だかかわいそうな気もした。

父と結婚していなければ、今頃母は幸せに暮らしていたかもしれない…。

そんなことを思ったりもしたけど、母は「結婚も離婚も自己責任。お父さんを結婚相手に選んだのはお母さんなんだから、お父さんのせいじゃない。お母さんが自分に自信がないのが一番いけないの。男性不信と言うより、自分を一番信用していないんだと思う。」とそう言っていた。

母の話を聞いていると、なぜ私が自己肯定感が低いのかが分かったような気がした。(決して母のせいにしている訳ではないんだけど…)

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再婚のチャンスもあった母

私が小学生の頃、真面目な独身男性とのお見合い話もあった母。

母の両親がその男性と知り合いだったのもり、彼がとても優しい性格だと言うことも母は知っていたそうだ。

お相手の男性も、結婚を前提に母とお付き合いしたいとおっしゃってくれていたそうだけど、母はそのお話も断ったとのこと。

理由は、母が男性不信だから。

まだお付き合いもしていないのに、その男性が娘の私に手を出すと思い込んでいたみたい。

でもこれってお相手の男性に失礼だと思うのよね。(笑)

もちろん母は、そんなことは彼には一言も言っていないみたいだけど。

母に「もし私がいなかったら、その人とお付き合いしてた?」と聞いてみると、言葉に詰まっていた。

娘を目の前に「うん。」なんて言い辛いかな?(笑)

その男性は、今現在は他の方とご結婚なさっていて、二人の娘さんの良きお父さんとなっている。

義父による連れ子への性的虐待のニュースを観ると「それ見たことか!」とシングルマザーの恋愛を悪く言う方もいるけど、でも実父による性的虐待も多いからこれは一概には言えないと思う。

ある男性が、娘さんが高校生になった時、お風呂上りにバスタオル一枚で部屋中をウロウロしている姿を見て、一瞬ドキッとしたと言っていた。

自分の娘なのに、そんな感情を持ってしまったことに罪悪感があったそうだ。

そして娘さんに「女の子がそんな格好で部屋をウロウロするんじゃない!知らない男が外から見ていたらどうするんだ!」と注意したそうだけど、実際は自分自身に喝を入れるために娘を叱ったと言っていた。(笑)

でも彼は性格もいいし、奥さんも子供たちのこともとても大切にしている男性で、性的異常者の私の父とは全く違う。

そんな彼でも娘さんを見てドキッとすることがあるくらいだから、たとえ親子でも、男性はそう言う一面もあるのかもしれないと思った。

もちろん娘さんに全くときめかないというお父さんの方が多いとは思うけど、本音を言えば奥さんから嫌われるから、ただ単に言えないだけだったりして。(笑)

でもそうやって理性でご自分をコントロールできるお父さんって素敵だと思うな~。

私の父はそうではなかったから、ご家族を大切にしている世の中のお父さんたちが、とってもカッコよく見えるの。

将来私の息子も、そんな素敵なパパになってくれたらいいな~。

って、彼女もできなかったりして…。

それはそれで本人の自由だからいいけど、親としては息子には結婚して家族を増やしてもらいたいな…。

だって私が天国に言ったら、息子の身近な家族がいなくなってしまうんだもの。

もちろん元夫がいるからまだいいんだけど、でも元夫は再婚しているし、こちらとは別世界で暮らしているから、息子がどこまで実の父親に甘えられるのかちょっと心配なのよね。

つい先日息子が、「ママも誰かと結婚したら?だってパパだけ奥さんが二人ってズルいじゃん!」と言ってきた。

「いやいや、ママはもうパパの奥さんではないんだよ…。」と説明すると、今度は「でもママが誰かと結婚したら、家族が増えるじゃん!」と言い出した。

人の再婚は心から祝福できるけど…

自分が再婚となると何だか不安だわ…。

でも私の母には、ステキな男性と再婚してもらいたかった。

私が高校2年との時に母に彼氏ができた時はショックではあったけど、でもその男性が本当に心優しい人だったら母の再婚も悪くないと思っていた。

でも実際は、母の彼氏はとんでもない男だった。

あの独身男性とのお見合い話があった時に、母がOKを出していれば…。

なんて色々妄想したけど(笑)、母はあの「とんでもない彼氏」と過ごした時間も楽しかったと言っていた。

人生に無駄はない。

母がそう教えてくれたような気がする。

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