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子を虐待する親の気持ちが分かった瞬間

夫は、こんな小汚いコブタを何とか愛そうと、息子を一時預かりの保育園に預けて、二人でどこかへ遊びに行こうと提案してくれた。もちろんその誘いは嬉しかったけど、この時の私は遊びに行くことより睡眠を優先したくて、「もう少し睡眠不足が解消されるまで待ってほしい」とお願いした。

すると夫は「子供をすぐに実家に預けられるような人と結婚すればよかった。」と言って来た。夫は夫婦二人の時間がもっと欲しかったそうだ。確かに周りのママ友さんたちは、実家にお子さんを預けて夫婦で出かけているという人たちもいた。でも、そうではない人たちだっている。夫婦で助け合って子育てしている人も大勢いるのに、どうして夫はこんなにも私が傷つくことばかり言うんだろうと、毎日悲しい気持ちになっていった。

夫と私の実家は飛行機に乗らなくてはいけない距離にある。親に頼りたくてもすぐには頼れない。ましてや私も夫も母子家庭育ちで、母親も自分の生活で精一杯なのであまり迷惑はかけられない。だからこそ二人で色々と乗り越えていこうと誓って結婚したはずなのに、どんどんすれ違って行く私と夫。

夫が「朝は俺を見送らないでいいから、くるみは寝てて。」と言ってきた。見送ろうとすると、「お願いだから、くるみは寝てて!」と強い口調で怒鳴られた。私はその言葉に甘えて睡眠を優先した。

夫は、この時何を思っていたのだろう。

希望?それとも諦め?

布団に入りながら夫を見送るコブタ

せめて帰宅してきた深夜くらいはきちんと出迎えようと、笑顔で「おかえり」と言う私。でも服装は朝着ていたパジャマのまんま。

こうして「だらしない妻」が出来上がった。

朝来ていたパジャマのまま帰宅した夫を迎えるコブタ

ブタに笑顔でおかえりと言われても、世の中の男性は喜ばないのが普通なのだろう。夫は「俺に構わないでくれ」と言って来た。そして二人の会話はどんどん減って行った。

それにしても息子の夜泣きはますますひどくなるばかり。私のイライラは徐々に怒りへと変わっていった。子供を虐待してしまう親の気持ちが分かった瞬間だった。

自分が怖くなった。

再度小児科へ相談したけど、答えは一緒だった。

「赤ちゃんだから仕方がない」

でも息子は、生まれてからたったの一度も、朝までぐっすり眠っていたことがない。とても眠りが浅いように感じる。本当に異常はないのだろうか?

離乳食も始まっていると言うのに、いつまでたっても夜中に何度も起きるのだ。眠くて眠くて仕方がない私。以前なら息子を思いやる気持ちがあったのに、この時の私は何が正しくて何が間違っているのかの判断もできず、鬼のような顔つきで育児をすることもあった。

「だらしない妻」の次は「恐ろしいママ」の完成。

どんどん自分が嫌いになっていき、それと同時に過食嘔吐の回数も増えていった。

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