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離婚したいと言われる

色んなことが重なって過食嘔吐を始めた私。睡眠不足の辛さも、育児のイライラも、夫の冷たい態度も、食べている間はすべてを忘れることができた。特に甘い食べ物は私の精神安定剤となり、どんどん手放せなくなっていった。

以前の日記にも書いたけど、我が家は夫から必要なだけ生活費をいただくシステム。でも決してケチな夫ではなく、私へのお小遣いも毎月くれた。そのお小遣いを、過食嘔吐用のお菓子代にしていたことを夫は知らない。

トイレで嘔吐中のブタ

ドカ食いしてはトイレですぐに吐きまくる日々が続いた。吐きダコができないよう、のどの奥に上手に指を突っ込めるようになった。食べている間は幸せを感じるんだけど、吐いている時は情けなくなって涙を流しながらトイレで嘔吐。吐き終わると胃液で食道がやられないよう、すぐに牛乳を飲む。胃液で歯が溶けないよう、歯磨きも念入りに。

これを世の中では摂食障害と言うそうな。

世界の貧しい国では、食べ物がなくて栄養失調で亡くなる子供たちが大勢いることは知っている。それなのに私は・・・。

ごめんなさい。
ごめんなさい。

と、泣きながら何度も吐いた。

いつかバチが当たるかもと思っていたある日、夫から「大事な話があるから早く帰る」と連絡があった。なんか嫌な予感はしたけれど、久しぶりに夫婦二人で食事をしようと思い、夫の好きなものを作って帰りを待った。

そして嫌な予感は当たった。

食卓で涙を流しているブタの絵

久しぶりに早く帰ってきた夫は「離婚して欲しい」とつぶやいた。私への愛情がゼロになってしまったとのこと。頭が真っ白になって自分が何を言ったのか忘れてしまったけど、「子供はどうするの?」と言ったのは覚えている。

私自身、親の離婚で母子家庭で育ったので、息子には同じ思いをさせたくなかった。私を育ててくれた母には感謝しているし、母子家庭がいけないと思っているわけではない。ただ、パパとママが揃った家庭を、私自身が身近で感じていたかっただけなのかも。

でもそんなささやかな夢は叶うことなく、夫は出て行ってしまった。どうしていいのかわからず、寝ている息子の背中をトントンしながら静かに泣いた。床に水たまりができるくらいたくさん涙を流した。

息子を抱きながら大粒の涙をながしているブタ

この日から夫はほとんど帰って来なくなり、別居生活が始まった。

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