タイトル下(広告)

睡眠不足がピークに達するとどうなる?

息子の夜泣きはますますひどくなるばかりだったけど、小児科では「赤ちゃんは泣くのが仕事」と言われたし、とりあえず息子に異常があるわけではないんだとホッとしていた。

しかし、私自身の睡眠不足はピークに達していて、今までは甘いお菓子を食べることで目を覚ましていたけど、それも間に合わないほどの睡魔が襲って来た。ある日どうしようもなく眠くて頭痛もひどかったので、お風呂に入る時間を睡眠時間にあてた。

夫はシャワーを浴びていない私に気付き、一瞬「うわ~最悪!」という顔をした。「奥さんにはキレイでいて欲しい」これが世の中の夫たちの本音だと思う。

夫に、「どのくらい風呂に入ってないの?」と聞かれたので、「2日くらい」と答えた。本当は3日間入っていなかったけど、ちょっとウソをついた。

二日間お風呂に入っていないコブタな私

私としては、「くるみ、大丈夫か?」と心配してもらいたかったんだけど、夫は私が本物のブタに見えてビックリしちゃったんだろうな。世の中のママはみんな疲れていても、ちゃんとお風呂に入って小ぎれいにしている方が多いのに、私はどうしても睡魔に勝てず、睡眠を優先してしまった。

こう書くと、夫がひどい人間みたいに聞こえるけど、長年の付き合いでそうでもないと分かっている。太ってしまった妻を受け入れようと必死になっていたところに、今度はそのブタが風呂に入っていないと知り、夫の我慢も限界を超えたのだろうと思った。

「何とかして痩せてキレイになりたい!」

そう思い、もっと早く痩せられるダイエット法はないかとネットで調べた。すでに過食嘔吐をしていたので体重はそんなに増えてはいなかった。でも夫に褒めてもらいたくて、痩せたいと思う気持ちはますます強くなっていった。

早く痩せるダイエット法をパソコンで調べているコブタ

ネットで調べたダイエット法は、スープ系のダイエット法だった。極端にカロリーを減らすので、確かに体重は減るけど、同時に髪の毛も抜けていった。完全な栄養不足だった。

ダイエットをしていると停滞期がやってくる。こんなに空腹に耐えながらカロリーも抑えているのに、体重計に乗っても何日も体重が変わらなかった。

体重計に乗っているコブタな私

なかなか減らない体重に焦りを感じ、ますますストレスが溜まった。睡眠不足と栄養不足が重なってか、貧血気味になりめまいがするようになっていた。

この時の私は母乳は完全に出なくなっていたので、粉ミルクのお世話になっていた。母乳をあげていた頃はきちんと食べていたので、ダイエットが原因で母乳が出なくなったのではなく、睡眠不足などによる、自律神経の乱れ等が原因じゃないかと先輩ママは言っていた。

ちなみに、息子が生後4か月半の時に母乳が完全にストップした。私は母親失格なんじゃないかと思い、市の保健センターへも相談した。「母乳が出なくなるのは体質だったりもするから、そんなに自分を責めないで」と保健師さんに言われ、少しホッとしたのを覚えている。

それにしてもなかなか痩せられないコブタな私。でも夫が何も言わないのをいいことに、「多少太ってるけど、以前よりはましかな?」と甘く考えていた。今考えてみると、この時すでに元夫の心は私から離れてしまっていたんだと思う。

こうして私たちはどんどんすれ違って行った。

ブタはきれい好きと聞くけど、もともと私もきれい好き。2日間お風呂に入らなかったけど(いや、正確には3日間)、それはこの時だけだった。私だって痩せておしゃれもしたい。でも、必死で子育てをしている自分自身も嫌いではない。

2日間お風呂に入らなかったのも、太ってしまったのにも原因はあった。デブの言い訳だと分かってはいるけど、でも夫ならそんな自分を理解してくれると思い込んでいた。

私たち夫婦の離婚劇は、私の自己肯定感の低さが一番の原因だと思っている。夫はそんな私と結婚してくれたし、たくさん「かわいいよ」と言って自信をくれた。夫と出会ってから、友達からも「くるみ、前よりおしゃれになったね」と褒められるようにもなった。

でもある時、私が尊敬していたある女性から「あなた、すっかり変わってしまったわね。私は以前のあなたのほうがあなたらしくて好きだったな~」と言われショックを受けたことがある。その方には、私が色々と自分を押し殺して元夫に合わせていると、直感で分かったようだ。

夫は私自身を愛していたのではなく、夫の言いなりになっていた頃の私が好きだったのだろう。洋服も髪型も元夫の好みに全て合わせていたから。

私が初めから自然体で過ごしていれば、もしかしたら夫は私を結婚相手に選ばなかったかもしれない。ある意味、夫も被害者なのかも。

けれど夫も私も、ご縁があったからこそ結婚したのだと思う。やっぱり私は、もともとはお互いに好きで結婚したんだから、もっと歩み寄って結婚生活を続けていく道を選びたかった。息子にとってのパパとママは、私たち二人しかいないのだから。

もしも今現在、横にいる奥さまのことを心の中で「ブタ」と呼んでいる旦那さま、奥さまは「ブタ」になりたくて太ったのではありません。日々の小さなストレスが重なってそうなってしまったのだと思います。

どうか家畜ではなく人間として扱ってあげてください。

コブタからのお願いです。

レクタングル大(広告)